テスト設計(テストアーキテクチャ)とは [JaSST'19 Tokaiから学んだこと①] #2
テスト設計(テストアーキテクチャ)とは
・テスト設計とは、テストを構造化・階層化・モデル化して考えること
・テスト設計は、完璧なテストはできないという前提から必要とされる
・テスト設計の方法
①方向性を決める (QCDの上限・優先度を決める)
②どういうテストが必要か明確にする。
③テストケースを作成する。
→「②どういうテストが必要か明確にする」ために、構造化・階層化・モデル化を行う
・いつテスト設計を行うか
→ V字型ウォーターフォールの右側の各段階で行う。
→ この方法をW字モデルという
(参考: https://webrage.jp/techblog/w_shaped_model/)
・W字モデルについて
→ V字モデルの進化系のようなもの
→ 製造する前にテストケースまで完成させることができる
→ 専門家の間でもV字が良いかW字が良いか意見が分かれている
(上流工程が完璧なことは実質あり得ない(テスト設計が必要))
vs
(上流工程を完璧にすれば自然とテストが作成できる(テスト設計自体が不要))
テスト設計のキーポイント(構造化・階層化・モデル化)
・構造化 = グループ分けすること
・階層化 = グループ分けしたものの関係を表すこと(UMLを使用)
・モデル化 = 構造化・階層化したものの全体が見えるように、ある程度抽象的にして図にしたもの
→ これらを利用して、どのようなテストが必要か考える
開催日: 2019/10/04(金)
イベント名: ソフトウェアテストシンポジウム 2019東海(JaSST'19 Tokai)
講演名: 【セッション5-1】「テスト設計 -構造設計チュートリアル」